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有頂天家族

紹介文

今回紹介するのは、狸と天狗と人間の三つ巴ファンタジーです。物語は、愛すべき阿呆狸、下鴨家三男の矢三郎を中心に回っていきます。
ある日、狸界のトップだった偉大なる父が狸鍋にされてしまいます。残されたへなちょこ四兄弟は、姑息な狸たちと一族の誇りをかけて競い合ったり、落ちぶれてしまった師匠の天狗や元人間の天狗になった美女と、京都を駆け巡る日々を過ごしていました。父の死の真相が明かされていくなか、家族に迫る危機を矢三郎たちは切り抜けることができるのでしょうか。
語り口は軽快でテンポがよく、思わず口に出して読みたくなってしまいます。愉快に動くキャラクターが愛おしく、それぞれの家族を想う気持ちに胸がじん、と熱くなります。
「面白きことは良きことなり!」
コロナで閉塞しがちな今、矢三郎の口癖を度々思い出します。面白きことを見つけながら、乗り越えていきたいですね。
天狗たちが大暴れする第二部も図書館にあります。ぜひ、そちらも合わせて読んでみてください。

紹介者
かたつむり
書名 有頂天家族
著者名
森見 登美彦
分野
小説・物語(近代:明治以後)
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所在
3F和書
請求記号
913.6/M