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HONTANのコラム

普通のストーリーの普通じゃない物語

紹介文

物語は、主人公の三つ眼のバビロンが謎の少女ララに旅の用心棒として雇われるところから始まります。
獣人族や妖精族、魔術の存在するイオドラテ大陸を舞台に長い二人の旅をメインに物語が進んでいきます。 

「主人公が仲間と旅をするファンタジー小説」は児童文学やライトノベルではよくあるストーリーです。しかし、この本はファンタジーの良くあるストーリーでありながらも、他の小説とはあまり似ていません。登場人物の言葉や、それぞれの生き方の端々に重みを感じるのです。
そこから、物語に深さがあるように感じます。それは作者の設定がとても細かいためでしょう。登場人物それぞれの過去、舞台となるイオドラテや各地の歴史、そういったものがしっかりと考えられているからこそ、物語により引き込まれていきます。

同じ作者の小説同士で、どこかつながりがあることも香月さんの本のポイントです。同じ人物が出てきたり、同じ場所の昔の物語だったりします。ですので、この本を読んだ方は、ぜひ香月さんのほかの小説も読んでみてください。

また、この作品の2巻に関する紹介をこちらに掲載しています。合わせてご覧ください。

紹介者
ハヤシ
書名
ファンム・アレース, 1
著者名
香月日輪
分野
近代小説
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所在
3F和書
請求記号
913.6/K-1