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命こそ宝 : 沖縄反戦の心

紹介文

(再掲載:2008年4月掲載)  阿波根昌鴻さんは、先の戦争で1人息子が戦死したことから、沖縄県の伊江島で反戦地主として長い間反戦・平和の活動をし、1984年80歳を超えて、反戦平和資料館「ヌチドゥタカラ(命こそ宝)の家」を完成させました。この資料館の建設を軸に彼の思想や生き方が語り言葉で書かれています。  阿波根さんは平和を望む運動家は生活の場から平和をつくりだしていくのが基本であると言っていますが、まさにこういう生き方をした方です。資料館を訪れる人は誰でも快く受け入れ、抗議や交渉の場でもウソ・偽りを絶対に言わず誠意をもって話し合うことを信条としました。様々な学びをした方ですが、学んだことと自分の体験が深く結びつき、自分の中の骨となり肉となってしっかりした柱をつくっています。これが思想というものなのだとわかります。彼の驚くほどの柔軟性や寛容さはこのような確固とした柱があってでてくるものだということにも気付かされます。いつも本質が何か、どうしたらいいのかを考えて行動しています。だからこそ「ヌチドゥタカラの家」を訪れた小学生が「いじめも小さな戦争だとわかった。二度とそんな小さな戦争でもしてはいけないと思った」という感想を書いたのでしょう。  これからまさに学びの季節になりますが、ぜひ学ぶことの意味を考える参考にしていただきたいと思います。安価な新書ですが、絶対にお得です!

紹介者
鹿内啓子先生
所属学部
文学部
書名 命こそ宝 : 沖縄反戦の心
著者名
阿波根昌鴻
分野
戦争と平和
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所在
2F文庫新書/岩波新書
請求番号
319.8/A