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表紙の青に惹かれて

紹介文

 巨大隕石によって世界が終わる。そんな此の世の果てで起きた殺人事件。
 周りには生を自ら手放した人であふれかえっている。そんな彼らと同じ死体であるのに、主人公たちはその事件の犯人を追う。 

 もしあと数ヶ月で世界が無くなるとしたらあなたならどうしますか。美味しいものを食べる、行きたい場所に行く、それとも最後まで日常を過ごすのか。きっと誰もが考えたことがあるだろう妄想話し。そんな非現実な妄想をリアルな現実として描くのがこの小説。 

 表紙の綺麗な青に目を惹かれ読んでみた。多くの人が活動をやめたことにより、空気が澄んで星がきれいに見える。そんな描写が作中にあった。きっと昼間の空はこんなにも澄んだ青空なのだろう。読後に表紙を見返してそう思った。 

紹介者
ハヤシ
書名
此の世の果ての殺人
著者名
荒木あかね
分野
近代小説
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所在
3F和書
請求番号
913.6/A