「最近の若者は…」という言葉を最近よく耳にします。この枕詞が発されたあとには、大抵、「何を考えているか分からない」というような、ネガティブな内容が聞かれますね。 

このようなことをおっしゃる方は、恐らく、若者を指導したり、理解しようとしたりしている大人の方ではないかと思います。 

そんな大人の皆さんに、朗報です。 

「100％分かる！」とは言い切れませんが、この本を読むと、若者の考えが少しでも理解しやすくなると思います。しかも、調査のデータに基づいた内容なので、信憑性が抜群です。更に、「どうして授業中に誰も手を挙げないのだろう？」「リベラル（であろう）若者にも同調圧力はあるのだろうか？」といった疑問にも、この本は答えてくれるはずです。 

そして、若者の皆さんにもこの本をおすすめします。特に、最終章を読んでみてください。質問する力を鍛えるコツも書いてあります。 

学生から大人まで、様々な方に読んでいただきたい、そんな一冊です。