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詭弁社会 : 日本を蝕む〝怪物〟の正体

紹介文

「お答え/説明を控えさせていただく」、「その批判は当たらない」など政治報道でよく耳にするフレーズに何かおかしいと感じたことはないでしょうか?なぜ答えないのか/説明しないのか、なぜ当たらないのいえるのか、そして、なぜそれ以上追及が進まないのか。
これらは詭弁のなせる業であり、人間の論理的思考に入り込み、判断を狂わせ、それに気づいて対処しなければ拡大し、気がつくと社会全体が詭弁に乗っ取られた状態になり、健全で民主的な社会、政治が蝕まれることになってしまいます。

 本書は詭弁のパターンを検証し、種類と派生形を知ることにより、何がどうおかしいのか気づき、だまされないための本です。
「お答え/説明を控えさせていただく」ことは、答えたくない質問への回答拒否であり、自分が強い立場であるという上下関係をつくり、判断される側なのに「その批判は当たらない」と退け、「誤解を与えたならお詫びする」という謝罪に見せかけた論点ずらしなど様々な事例が取り上げられており、よく原因がわからなかった違和感が解消されるのではないでしょうか。

紹介者
かるたキング
書名 詭弁社会 : 日本を蝕む〝怪物〟の正体
著者名
山崎 雅弘
分野
民本主義
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所在
2F文庫新書/祥伝社新書
請求番号
312.1/Y