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屍人荘の殺人
紹介文
『屍人荘の殺人』はミステリをあまり読まない人でも聞いたことがある作品だろう。神紅大学ミステリ愛好会の羽村譲、会長である明智恭介がいわくつきの映画研究会に参加するところから始まる。同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とともにペンション紫湛荘を訪ねた。合宿初日の夜に肝試しに出かけた際、とある事態に遭遇し、立てこもりを余儀なくされる。一夜明けると部員の一人が惨殺死体となって発見される。しかし、それは連続作品の始まりに過ぎなかったというのが大まかなあらすじだ。
この小説には館の見取り図がついており、状況を確認し、緊張感張り詰める空気の中での大胆な手口が面白かった。展開もスピーディーでサクサク読み進められる。登場人物もそれぞれキャラがたっており、魅力的だ。特に明智恭介はとても魅力的な人間で、彼の一挙一動に注目して読んでほしい。
国内ミステリーランキング4冠を達成したこの作品。映画にもなり非常に人気が高い。読んだことのある人はもう一度、読んだことのない人はこの作品を読んでみてほしい。
紹介者 |
ミント
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書名 |
屍人荘の殺人
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著者名 | |
分野 |
近代小説
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蔵書検索 | |
所在 |
3F和書
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請求番号 |
913.6/I
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