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比類なきジーヴス

紹介文

 何か困難な出来事にぶつかると、私はいつも心の中で呟きます。「ジーヴスがここにいたらなあ!」
ジーヴスとはイギリスの執事です。小金持ちの、陽気で人は良いけれどちょっと出来のよろしくない若旦那バーディーに仕えている、それはそれは優秀で完璧で素晴らしい執事です。バーディーは何もかもジーヴスに頼り切っています。もめ事の解決だけでなく、服装チェックから人間関係、食事、目覚めの完璧な紅茶まで。時に完全無欠のジーヴスに反発しつつも尊敬と友情を抱くバーディー、たまにすねたりしながらも最大限の頭の良さを発揮して若旦那を窮地から救うジーヴス。
主従関係をこえた二人のユーモラスなやりとりが非常に心地よく、何度読み返してもくすくす笑ってしまいます。
 作者のウッドハウスは1881年イギリス生まれで、実はこのシリーズ、イギリスではホームズ・ワトソンのコンビに匹敵するほどの人気を博していたそうです。日本でも当初は全三冊予定だったのに、あれよあれよというまに冊数が増え、現時点では10冊以上出ています。ジーヴスシリーズ以外も出版され好評だとか。
 辛いとき苦しいとき、何も考えたくないとき。そんな時こそ文学の出番。できるなら明るくてユーモラスで、ちょっと皮肉の効いた、そんな小説を読んでみては如何でしょうか。読み終えた頃には何だかあったかい気持ちになっていることうけあい。
それにしても、ジーヴスみたいな執事、どこかにいないかなあ。
 

紹介者
山本範子先生
所属学部
文学部
書名 比類なきジーヴス
著者名
P・G・ウッドハウス
分野
英米文学
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所在
3F和書
請求番号
933.7/W