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道徳形而上学の基礎づけ

紹介文

「君の行為の格律が君の意志を通じて普遍的な自然法則になるかのように、行為せよ。」とカントは言った。僕たちはしばしば「倫理的に~」と言う。しかし果たしてそこに何かしらの原理や法則を僕たちは見出しているのだろうか。上掲した、カントの主張する行為の原則に至るまでの道筋ともなるこの『基礎づけ』は、現代倫理学の様相を知るうえでの「基礎づけ」にもなるし、僕たちの行為を方向付ける「基礎づけ」にもなる。それだけではなくこの書物は「自由」の概念についても検討されている。果たして大学生には一定の自由が認められているのかを考えるうえでも参考になるかもしれない。また、この訳は註も非常に豊かで参考になるうえに「啓蒙とは何か」も収録されている。これは知性を働かせるという生きていくうえで必要なことにかかわる考察を十分に活性させてくれるだろう

紹介者
まこ
書名
道徳形而上学の基礎づけ
著者名
イマヌエル・カント著/御子柴善之訳
分野
ドイツ・オーストリア哲学
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所在
3F和書
請求番号
134.2/K