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図書館員のおすすめ本

プロジェクト・ヘイル・メアリー

紹介文

 目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋だった。自分はいったい誰なのか。なぜここにいるのか。
 周りの情報を頼りに少しずつ記憶を取り戻していくが、待ち受けていたのは想像を絶する過酷な現実だった──。
 本書は「火星の人」で火星、「アルテミス」で月での絶望的なサバイバルを描いた、アンディ・ウィアーの宇宙SFエンターテイメント作品です。数々のベストセラーリストに挙がり、2026年3月にはライアン・ゴズリング主演で映画化。かなりハードルを上げた状態で読みましたが……噂に違わぬ面白さでした。
 主人公が本当に魅力的です!
 絶望的な状況に落ち込んだりするものの、彼はへこたれず、なによりユーモアを忘れません。科学知識を駆使し、トライアンドエラーを繰り返す姿になんどエールを送ったことか。「記憶喪失の設定」かつ「宇宙が舞台」なだけでもうすでにワクワクMaxなストーリーなのに、なんとこの作品の肝は別にあります。
 これはぜひとも、ネタバレなしで読んでいただきたい。そして主人公と一緒に「うっそだろう!」と叫んでほしい。
 科学という学問の偉大さ。希望を捨てないひたむきな気持ち。心がじんわりと温まるSF小説です。下巻はハンカチ、もしくはティッシュ箱を用意してお楽しみください。

紹介者
北斗八星
書名 プロジェクト・ヘイル・メアリー
著者名
アンディ・ウィアー 著 / 小野田和子 訳
分野
小説.物語
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所在
3F和書
請求番号
933.7/W