先生のおすすめ本
燃焼のための習作
紹介文
今の私の夢は、ラジオ番組のレギュラーをもつこと、特に、ラジオドラマをやりたいです。また、新聞か雑誌に連載記事を書くこと、特に、書評などが担当できたら最高です。そんなわけで、今回、「お勧めの1冊」を紹介するということですが、できたら連載したいです。もちろん、冗談ですが・・・。 本を買うこと、そばに置いておくこと、読むことは、大好きですし、生活の一部を構成しています。1年に何冊の本を購入することでしょうか? もちろん、直接的には仕事に関係しない本が多いわけですが・・・。その中から、1冊など、選べるわけがありません。悩んだ結果、ここでは、良質な小説を紹介することに決めました。 私は、次にあげる作家の作品は、必ず買い求め、そのほとんどを読みます。それは、村上・村上・田中・佐藤・中村・中村・伊坂・朝井・堀江といったところです。名字だけで全員が特定できますか? 全員男性作家です。女性作家では小川洋子でしょうか。『猫を抱いて 象と泳ぐ』は抜群でした。他にも話題作や受賞作なども多く読みます。吉田修一の『悪人』は秀逸でした。 さてここまで、ご紹介する1冊に関しては、何も書いていませんでした。堀江の何気ない日常を切り取り、描写するその文章の繊細さには驚きしかありません。最新作『燃焼のための習作』においても、全篇にわたりそれが確認でき、静謐な中にも、その世界観に囚われてしまうこと間違いなしです。堀江の文章を読むと、自分も上手な文章が書けるような気がしてきます。
紹介者 |
中村和彦先生
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所属学部 |
社会福祉学部
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書名 | 燃焼のための習作 |
著者名 | |
分野 |
小説
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蔵書検索 | |
所在 |
3F和書
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請求番号 |
913.6/H
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