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天国までの49日間

紹介文

 今回は「第5回ケータイ小説」と「TSUTAYA賞」をダブル受賞した話題作を紹介します。  この話は主人公の女子がいじめを苦に自殺したところから始まり、気取った天使が現れて「天国と地獄どっちにいきたい?」と言い放ち、「49日間」でどっちに行くか結論を出すよう告げます。そして、幽霊となり死後の世界を見るというものです。主人公が幽霊なので、空想になるところがありますが、実際のいじめ現場などはリアルに描かれていて現実感たっぷりに読めます。 普通であれば天国に行くと即決ですが、当然すぐに結論が出せなくなります。主人公はいったいどっちにいくのでしょうか?  いじめは決して肯定しませんが、いじめっ子の気持ちもわかった気がしてくるから不思議。そして友情の大切さを改めて実感!恋愛って素晴らしいと感じ、とても胸が熱くなりました。  いじめの意味や自殺の無意味さ、命の重さに加えて「ラブロマンス」のエッセンスも加えられ読み応え十分。 読み終えた後にはきっと涙が溢れているはずです! 命は大切にしましょうね。

紹介者
ふとっちょ
書名 天国までの49日間
著者名
桜井千姫
分野
小説
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所在
3F和書
請求番号
913.6/S