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女性の品格:装いから生き方まで
紹介文
生き方、行動、人間関係、マナー、装い、言葉など、各テーマに沿って女性としての品格ある姿とはどのようなものかについて論じられています。 どのテーマも日常生活に密着した内容となっているため、人として生きていくための数々のヒントが得られます。 例えば「ネガティブな言葉を使わない」という節では、「人間は生まれながらに平等です。かけがえのない存在として侵すべからず人権を与えられています。そのことを自覚し、少しでも自分を磨き、人のためになることをしようと努力するか、いい加減に投げやりな日を送るかで、人間の格は違ってきます。」とあり、年齢に関係なく、今すぐ実行できることに、私自身も前向きな気持ちになれました。末尾の「倫理観をもつ」という節では、「今大事なのは社会人としてのルールを守ることだけでなく、人間としてのルールを守ることであり、人間としての誇りを守ることです。神様や仏様など人間を超越した存在から見て恥ずかしいことをしていないと断言できる行動をするのが、人間の品格の基本です」とあり、人が見ていない時でも、同じ行動ができるかどうかが重要になってくるのだと思います。 「誘いを断るときは早めに」「昔の友達を大切にする」など、当たり前のことではあるけれど、相手の立場にたって考えないとなかなかできないことも書かれています。 「女性の」となっていますが、人としてどのように人に接するかという題に終始しているので、男女問わずお勧めの一冊です。
紹介者 |
きのこ
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書名 | 女性の品格:装いから生き方まで |
著者名 | |
分野 |
女性のための人生訓
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蔵書検索 | |
所在 |
3F和書
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請求番号 |
159.6/B
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