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図書館員のおすすめ本

修理:仏像からパイプオルガンまで

紹介文

 形あるもの、いつかは壊れる。  現代は、壊れてしまったら新しいものに買い換える「使い捨て社会」。しかし、愛着のあるもの、思い出のあるもの、二つと同じものがないもの、高価なもの等、新しいものを買うのではなく、「修理」をしていつまでも大切にしたいものってありますよね?  この本は、ありとあらゆる「壊れてしまったもの」を蘇らせる、「職人の技」にスポットを当てた一冊です。現代社会では、技術の進歩により新しいものを産み出すことは比較的簡単だそうです。機械による大量生産で同じものがどんどん作られ、価格も安い。  しかし「修理」は、たくさんの経験と長年の勘がものをいう、まさに「職人技」。機械に頼ることができない、一つ一つ人間の手作業ゆえに、時間の掛かる難しい作業になります。  この本には、本、靴、日本刀、神社、プリンター、茅葺屋根、おもちゃ・・・etcあらゆるものの修理風景が写真で収められ、また修理方法が素人にもわかりやすく解説されています。  そして、各章にはあなたの大切なものを修理してくれる企業や職人さんの連絡先も掲載されています。奥深い修理の世界をぜひお楽しみ下さい。

紹介者
幽玄
書名 修理:仏像からパイプオルガンまで
著者名
足立紀尚
分野
技術史
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所在
3F和書
請求番号
502.1/A