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ホエール・トーク
紹介文
複雑な過去を背負った主人公の少年T・J。産みの母はスイス系ノルウェー人。戸籍上の父になるはずだった男はドイツ系アメリカ人。しかし、生まれてみると生物学上の本当の父は黒人と日系人の血を引く男であることがわかった。浮気がばれシングルマザーとなった母親はやがて我が子を手離した。そして、育ての親ケント夫妻に引き取られたT・J。 T・Jは、その褐色の肌ゆえに、幼い頃から人種差別を感じつづけてきた。 そんな環境で育った主人公は、それゆえにまっすぐすぎるほどにまっすぐな心を持った。 恐れることなく汚い大人に立ち向かい、どんなことをしても弱い存在を守ろうとする。若いエネルギーは、ときに常軌を逸した行動を産み、まっすぐな心を失った大人たちを驚かせる。 主人公の通う高校は、スポーツの名門校。しかし、人に指図されることを嫌うT・Jは類まれな運動神経を持ちながらどこのクラブにも所属することがなかった。 そんなある日、主人公は、ひょんなことから水泳部を結成することになる。T・Jが唯一心を開く教師からのたっての願いで・・・。(いや、食べ物につられて!?) 最初は気乗りしていなかったT・Jだが、あるすばらしい思いつきにより気持ちが一転。 それは、有色人種である主人公や脳に障害のある少年、巨漢の少年等々、スポーツの名門校においてそれまで除け者扱いされてきた少年たちが、水泳によって輝くかもしれないということ!!ヒーローになれるかもしれないということ!!そして彼らは動き出した・・・。 痛快スポコン青春小説。愛あふれるストーリーにあなたもきっと涙を流すことでしょう。
紹介者 |
幽玄
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書名 | ホエール・トーク |
著者名 | |
分野 |
小説
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蔵書検索 | |
所在 |
3F和書
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請求番号 |
933.7/C
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