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イギリス史10講
紹介文
この本は『ブリテン諸島』(現在の「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」と「アイルランド共和国」がある大小の島々)の歴史を、石器時代から現代(ブレア英首相の頃)までをまとめた本です。 他国史(世界史)というと歴史教科書のように地域ごと、歴史年代ごとにコマ切れにされ、記述がアッチへ行ったりコッチへ行ったりしてなかなか頭の中に“流れ”が定着しないものです。しかし、この本は一地域(ブリテン諸島)を10章に分けて、歴史上のポイントとなる点をキーワードに解説されています。 イギリスは、かつて「陽の沈まない国」と呼ばれ世界中に進出し、最初に産業革命を成し遂げ、シェイクスピアに代表される文学、ニュートンなどの科学分野、さらには政治・経済の分野においても大きな影響力を持ち得ることができた、その背景を知るためのテキストの一つとして紹介します。 ケルト、アングル、サクソン、ジュート、古英語、ノルマン征服、救貧法、チャリティ、ジェントルマン、ノブレス・オブリージュ(ノーブル・オブリゲーション)、ビクトリア時代等々を、歴史の流れの中で理解するのに役立ててください。
紹介者 |
アンガス
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書名 | イギリス史10講 |
著者名 | |
分野 |
イギリス
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蔵書検索 | |
所在 |
2F文庫新書/岩波新書
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請求番号 |
233/K
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