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鉄道は誰のものか

紹介文

 「奇跡の7分間」と呼ばれる新幹線の車内清掃や定時運行、リニア新幹線などの日本の鉄道の優秀さがあちらこちらで称賛され、世界一と持ち上げられることすらありますが、そもそも清掃に時間を割けない、少しの遅れも許されないような過密ダイヤでしか運行できず、着席できないほどの混雑さを当然のこととし、逆に「マナー」を利用者に強要する鉄道は誇るべきものではないはずです。  リニア新幹線については乗車人数の少ない割に工事費が膨大であることや事故対応、駅へのアクセスの悪さなどの問題があり、現行新幹線に劣るため無用の長物と断じています。 また、公共交通が不便なため車を利用せざるを得ない高齢者による事故や格差、子供の貧困、生活保護問題への波及にも触れ、交通を社会的弱者へのセーフティネットと考えるべきであるという視点も本書ならではです。

紹介者
かるたキング
書名 鉄道は誰のものか
著者名
上岡直見
分野
鉄道史
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所在
3F和書
請求番号
686.21/K