図書館員のおすすめ本
夏のキグナス
紹介文
三軒茶屋にプラネタリュウムを兼ね備えるBARがある。店主・和真の前に突如、双子の弟・創馬と娘の月子が現れ、共同生活が始まる。当初は拒絶していた和真だが、いつしか2人を家族として受け入れ始める。そんな彼を待ち受けていたのは、創馬が隠していた衝撃の月子の過去。果たして3人はそれを乗り越え、本物の家族になれるのか。 この小説は、3人の問題や3人に関わる人たちの問題を、ギリシャ神話に基づいて解決されていきます。現代の出来事とギリシャ神話がつながるのかと不思議に思いますが、和真の現代風にアレンジを加えた星座のお話に触れるとすぐに虜になってしまうこと間違いなしです! 本作は『三軒茶屋星座館』シリーズの2作目となる作品です。美女が大好きな大王「ゼウス」と、常に女性にモテることを考える「ヘラクレス」のお話が現代とどう関係していくのか・・・。 夏の星座がテーマの本作は、今の時期にぴったりの作品だと思います。読み終えたあとに、星空を見上げたくなること間違いなしです。
紹介者 |
ロディ
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書名 | 夏のキグナス |
著者名 | |
分野 |
近代・明治以後
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蔵書検索 | |
所在 |
3F和書
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請求番号 |
913.6/S-2
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