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ユタと不思議な仲間たち
紹介文
『もっと生きるってことを大事にするもんだ。生きているってことは、それはそれだけでたいしたいいもんなんだぞ』
今回紹介するのは、劇団四季のファミリーミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』です。東北を舞台にし、東日本大震災の被災を受けた方々へ元気を届けたいという思いから、被災地での公演も行った作品です。全編ユタ以外は東北の方言で話すのでとても温かみがあります。劇中で呪文のように使われる「ワダワダ アゲロジャ ガガイ」という言葉があります。この言葉の意味を最後に知った時、悲しくて切なくて…。座敷わらしたちの過去はとてもつらいものですが、命の尊さを感じることのできるミュージカルです。ぜひご覧ください。
父親を亡くした勇太は、母親のふるさと東北の田舎へ転校してくる。勇太はユタと呼ばれ、「東京のもやしっこ」とからかわれ村の子供たちにいじめられる毎日。そんなユタを心配する寅吉じいさんは、「座敷わらし」のある言い伝えをユタに話す。その言い伝え通りに、満月の夜、離れで1人で寝ていると、出会ったのは5人の座敷わらし。生きたくても生きられなかった座敷わらしたちは、「生きる」ことがどんなに素晴らしいことかをユタに伝える。心もからだもたくましくなっていくユタは、いつしか村の子供たちともなじんでゆき…。
紹介者 |
3zoo
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書名 | ユタと不思議な仲間たち |
著者名 | |
分野 |
ミュージカル
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蔵書検索 | |
所在 |
2F視聴覚資料
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請求番号 |
775.4/Y
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