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平成トレンド史 これから日本人は何を買うのか?

紹介文

 もうすぐ、平成がおわります。バブル絶頂から一転、デフレやリーマンショック、東日本大震災をはじめ全国各地で大災害が起こるなど、数々の困難に直面した時代でした。その一方で、価値観やライフワークが多様化し、インターネットやSNSなどこれまでにない革新的なメディアが生まれた時代でもありました。  本書では、平成の約30年間を6つの期間に分けて、それぞれの期間について「経済」「消費」「トレンド」という観点からわかりやすく解説しています。当時流行ったもの…たとえばヒット商品や、人気テレビ番組、流行語など…。また、当時を振り返るだけでなく、「こんな時代だったからこそ、こんな商品が売れたんだ」とマーケティングの視点でも平成を知ることができます。  筆者は最後に、平成は「昭和を脱しようとした時代」だったと総括しています。そして次の年号の時代では、「昭和のいいところを拾い戻す」のではないかと予想しています。2020年には東京オリンピック・パラレンピックを迎え、経済効果に期待できそうですが、果たして次はどんな時代になるのか、不安と期待が交錯します。 平成がおわる前に、まずは本書で平成を振り返ってみてはいかがでしょうか。

紹介者
だるま
書名 平成トレンド史 これから日本人は何を買うのか?
著者名
原田 曜平
分野
経済史
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所在
2F文庫新書/角川新書
請求番号
332.107 /H