先生のおすすめ本
トートラ人体の構造と機能 (第3版)
紹介文
本学では教養の関連で身体に関する副専攻科目が設定されています。この中で身体に関する科目は身体の科学1と2があります。本年度前期の履修学生は140名ほどでしたが、文科系の学生の割りに多くの学生が履修しているという印象を受けます。授業では細胞・上皮組織・結合組織・細胞間の連結・筋組織・神経組織のそれぞれの構造と機能について学びます。今年は特に丸善から出版されたトートラ第3版「人体の構造と機能」桑木共介ら共訳(2010)を中心に授業を行っています。このトートラ先生の本は私がアメリカのデービスに留学した際に第7版を購入しその図の美しさを学生に紹介しておりました。しかし今回新たに翻訳された丸善のこの第3版は図もさらに美しくなり充実しておりますので、学生にはその色の美しさを是非体験して欲しいものです。また、分光堂から出版されている竹井仁の触診機能解剖カラーアトラス(2011)は皮膚の上から触診により理解できるように工夫された内容で、皮膚の上に上手く筋肉が投影されて表現されています。これも筋肉の位置を理解する上で特筆すべき本ですので、是非学生には参考にして欲しいものです。また、深部にある筋に関してもその位置を皮膚に投影させて表現されているのも特筆すべきことです。今回は学生に参考にして欲しい本としてこの2種類の本です。
紹介者 |
佐々木敏先生
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所属学部 |
文学部
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書名 | トートラ人体の構造と機能 (第3版) |
著者名 | |
分野 |
基礎医学
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蔵書検索 | |
所在 | |
請求番号 |
491.1/T
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