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コンビニのレジから見た日本人
紹介文
今や日本人の生活にすっかり溶け込んだコンビニエンスストア。みなさんもお世話になっていることと思います。本書では、コンビニの経営者である著者から見た私たち客についての衝撃の姿が語られています。コンビニで働く人にとって一番ストレスに感じること、それは「お客様と接すること」だそうです。そのストレスが原因で職を離れる人も多いのだとか。本書では、近年増加している非常識なお客さんが多数紹介されています。例えば、お金を投げてよこす、自分が破損してしまった商品の代金を払わない、ゴミ箱に火のついた煙草を捨てる、暴言を吐く・・。「そんなことする人いるの?」と思うかもしれませんが、これは現実の話。非常識な日本人が増えていることへの危機感を感じざるを得ません。著者曰く、特にコンビニという小売業は、なぜだか軽く見られているそうです。こうなってしまった原因は、コンビニ側にもある、と著者は言います。何でも無料でサービスし始めた頃からおかしくなってしまった、と。私たちにとって、とても便利なコンビニですが、私たちの行いが原因で、経営する人がいなくなってしまう、ということにもなりかねないのです。全ての日本人に知って欲しい現代の壊れつつある日本人の姿がコンビニにはあります。
紹介者 |
レッキー
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書名 | コンビニのレジから見た日本人 |
著者名 | |
分野 |
商業経営. 商店
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所在 |
3F和書
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請求番号 |
673.86/T
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