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十角館の殺人

紹介文

 無人の孤島にある十角館、全てが十角に統一された不気味な館を訪れた推理小説研究会の一行。 半年前に凄惨な四重殺人事件が起きたこの場所で1 週間過ごそうという彼らは、さらに凄惨な連続殺人に巻き込まれる・・・。  1987 年に書かれた本作品は、『館シリーズ』で知られる綾辻行人が書いたデビュー作です。 クローズド・サークル(何らかの事情で外界との往来が断たれた状況、あるいはそうした状況下でおこる事件)でのミステリーの代表作であり、新本格ブームの嚆矢として、今なお高い評価を受けています。  登場人物は著名なミステリー作家を示すニックネームで呼ばれ、違和感なく読むことができるでしょう。(実は、これが重要な意味を持っている)  特に、最終局面で犯人が放つ一言『○○です。』は、読者の心をとらえ、きっと読み返してしまうこと間違いなし。是非、犯人当てにチャレンジしてみて下さい。

紹介者
ふとっちょ
書名 十角館の殺人
著者名
綾辻行人
分野
近代 個人の単一の小説
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所在
3F和書
請求番号
913.6/A