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図書館員のおすすめ本

星のアカバール

紹介文

 小さい村に住むトゥロは勉強するのがとても大好きでまた、書くことも好きな少年です。しかし、ある事故をきっかけに父親を亡くし、自分も大怪我を負ってしまいます。その後母親も亡くし、大好きだった勉強や書くことを辞め、妹と2人で生活を始めます。そんな彼に追い打ちをかけるように街に大災害がおき、街消滅の危機に。その時、亡き母からの助言により、トゥロは星をつかまえます。星をつかまえた、トゥロに様々な奇跡が!星はいったい彼に何をもたらしてくれたのでしょうか。  著者のオグ・マンディーノは自己啓発作家として有名です。今回のお話でも、人が挫折したときどのように立ち直るかというメッセージを伝えた作品になっています。みなさんは挫折した経験・その時、どのようにして立ち直ったか覚えていますか。今回のお話では、挫折から立ち上がれないトゥロに星が背中を押してくれます。現実世界では、星と話をすることは考えられないかもしれないですが、この物語の「星がいつもあなたを見守っている」というメッセージにはどこか自分も見守られているのではないかと思えてきます。そんな場面から、自分も辛くなったときもう少し頑張ってみようかなと思える作品です。  みなさんも辛くてどうしようもない時や、自分のつらかった経験を想い返しながら読んでみてください。

紹介者
ロディ
書名 星のアカバール
著者名
オグ・マンディーノ
分野
20世紀 個人の単一の小説
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所在
3F和書
請求番号
933.7/M