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青春のかたち

紹介文

 突然ですが、「青春」とは何でしょう。 
 思い当たる時期は高校生の頃でしょうか。
 部活動に所属していた人は一生懸命汗を流しながら練習に励み、時には笑い、時には悲しみ、充実した時間を過ごしてきたでしょう。一方で、部活動ではなく、委員会などで毎日何かしら学校のために精を出していた人もいるでしょう。はたまた、何にもせずにただひたすら遊んでいた人も……。
 このように「青春」とは、いつも気づけば自分が過ごしてきた日々そのものだったと思いませんか? 「青春」とは何が正しい・間違いではなく、人それぞれ色んな“かたち”があると思います。

 私が紹介するこの『退出ゲーム』の概要を掻い摘んで説明すると、
 ――廃部寸前の弱小吹奏楽部に所属している、恋する高校一年生・穂村チカ。幼馴染の美男子・ハルタと共に、学園に次々と発生する難事件に巻き込まれ奮闘する……。――
となっています。
 この『退出ゲーム』においては、エピソードが4つ用意されています。内容はざっくり言えば強いシリアスさがあります。
 しかし、そのシリアスさをコメディな雰囲気へと繋げる登場人物の様子が、時折、青春とは瑞々しいという“かたち”を物語っています。
 さあ、この一冊を読み、様々な「青春」のかたちに触れてください。

紹介者
まっすー
書名
退出ゲーム
著者名
初野晴
分野
小説
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所在
3F和書
請求番号
913.6/H