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八朔の雪 みおつくし料理帖

紹介文

 ぴりから鰹田附、ひんやり心太にとろとろ茶碗蒸し…。目次を見るだけでお腹が鳴ってしまいます。
今回紹介するのは、おいしくて人情溢れる時代小説です。時代小説と聞くと、どこか堅苦しくて読みにくそうなイメージですが、それを払拭してくれた作品が、このみおつくし料理帖シリーズです。
 舞台は、江戸時代の神田御台所町の料理店。幼い頃に故郷の大阪で水害に遭い、天涯孤独の身となった澪という女性が主人公です。彼女は天性の味覚を生かし、江戸で出会った種市の営む「つる家」で料理人として働き始めます。料理と共に生きていくと決めた澪は「雲外蒼天」と告げられた人生をどのように歩んで行くのでしょうか。
 彼女の歩む道は決して平坦なものではなく、辛いことも多く降りかかってきます。しかし、個性豊かな周りの人々と手を取り合って、力強く前を向いて生き抜いていく澪の姿に心が揺さぶられます。
 読みやすい文章に、心にしみこむような料理の数々。この機会に時代小説にどっぷりつかってみませんか。

紹介者
かたつむり
書名 八朔の雪 みおつくし料理帖
著者名
高田 郁
分野
小説
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所在
3F和書
請求記号
913.6/T-[1]