展示物を見て、感じて、考えて（時には触れてみて）心に栄養を蓄えることのできるのが博物館です。

今回紹介する本たちを契機に、著名館の施設・展示物だけでなく、博物館の様々な楽しみ方や、社会・歴史的背景などにも触れて貰えたらと思います。

これまで特設展示では『ドラえもん』、『名探偵コナン』、『ゴールデンカムイ』などの漫画・アニメ作品に関連する図書や視聴覚資料もご紹介してきました。

今回は、作品ではなくお仕事について、登場人物に様々な声をあて命を吹き込む、「声優」について特集します。

声優ブームというものは昔からありましたが、昨今は声優がバラエティ番組やドラマに出演して話題になったり、アニメ作品と連動してライブ活動をしたりするなど、ひと昔前のブームとは少し形が違うように思います。

裏方の仕事というイメージが強かった声優業ですが、メディアで取り上げられる機会が増えたことで、アニメに詳しくない人でも興味を抱いた方はいるのではないでしょうか。

今回の展示では、当館が所蔵する声優に関する図書や、日本の文学作品を現役声優が朗読したCD、声優にちなんで声のトレーニング本などを集めてみました。

推しの声優がいる方も、実は声優を目指しているという方も、まったく興味がない方も、ぜひお手に取ってご覧ください。

あなたの考えるキリストはどんな人物ですか？
頭が良くて優しい人物だろうか。それともあまりよく知らない宗教の偉い人だろうか。

ではイスカリオテのユダと聞きどんな人物を想像するだろうか。
裏切者だろうか。それとも裏切りものとして神に用意された男だろうか。
北星学園大学にいるけれども、聖書をきちんと読んだことの無い人もいるだろう。
そう言った人にはぜひ福音書を読んでから、この小説を読むことをお勧めしたい。
なぜならば、この小説はイエスやその周りの出来事を客観的に記した聖書と違い、聖書の登場人物の目線からイエスとその周りの出来事を書いた小説である。
そしてこの本はフィクションである。決して聖書を分かりやすく記したものではない。
また、注解書のような聖書を読むための本でもない。あくまで聖書を基盤とした小説なのである。

そのことを念頭に、小説版聖書であるこの本『ナツェラットの男』を楽しんで読んでもらいたい。

不思議な魅力に満ちているおとぎ話。

そのストーリーは千差万別で、好奇心をかきたてるような冒険譚もあれば、重いテーマで読み手の価値観に訴えかける作品も少なくはありません。

子ども向けの娯楽として割り切るには、あまりにもミステリアスな雰囲気を放っており、今もなお根強い人気を誇っています。

遥か昔から存在しているおとぎ話の数々は、一体何を伝えようとしていたのでしょうか。

今回はグリムやアンデルセン童話、イソップ寓話や日本昔話といった有名作から、近現代に作られた新しい童話の数々、さらにそれらをモチーフにした小説を集めてみました。

みなさんも一緒におとぎ話が語りかけるメッセージに触れてみませんか？

「ベーシックインカム」とは、国が国民の生活を最低限保証する為、無条件で全国民に一律の現金を給付する制度です。
実証実験を行った国もありますが、本格的に導入している国はありません。

そのような事で、今回は「ベーシックインカム」に関する本を集めてみました。
これを機会に、「ベーシックインカム」への理解を深め、理想的な社会の実現へ向けて、一考していただければと思います。

こんにちは、HONTANです！
街並みが雪化粧を始めましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか？
雪を見て喜ぶ人や、逆に憂鬱な気持ちになる人もいることでしょう。

今回展示コーナーを作ったメンバーは、みんな雪が大好きです！冬、バンザイ！

今回は、「冬」をテーマに展示を行います。
冬といえば、クリスマスやお正月、ウィンタースポーツを思い浮かべる方も多いと思います。
私たちHONTANもワクワクしながら選書しましたので、皆さんもワクワクしたり、大笑いしたりと、心と体を温めながら読んでくださるととても嬉しいです！

改めまして、冬、バンザイ！