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市場(スーク)の中の女の子 市場の経済学・文化の経済学

紹介文

 一目見て「かわいい~!!」本。でも、ちゃんと経済学のお勉強ができちゃうすぐれもの。
 本が大好きな中学生の女の子「路香」ちゃん。
 路香ちゃんは、ひょんなことから、今からさかのぼること600年前のアラビアのお姫様になってしまいます。
 その頃のアラビアでは、まだ人身売買が行なわれており、市場(スーク)では奴隷が売られていました。奴隷の売買を許せない路香姫は、市場でたくさんの奴隷を買い、彼女たちを幸せにするために救い出しました。
ところが、数日後、市場では以前よりもたくさんの奴隷が売られているではないですか!?
 そう、路香がたくさんの奴隷を買ったために、売れるものはもっと売ろうと考えた商人たちが、たくさんの奴隷を連れてきたのです。「需要」があるから「供給」が増える。「市場の原理」です。
 路香は、こうして600年前のアラビアで、経済の成り立ちや仕組みを学んで行きます。
人には、欲望があります。欲望を満たそうとして、世界では戦争や人種差別など多くの醜い争いが起こります。そういった人間の限りない欲望を限りあるもので満たし、コントロールして行こうとするのが、「市場の経済学」だそうです。そして、経済を考えるとき、私達の日々の暮らしや人間関係などから生まれる「文化」も大切な役割を果たしているのではないか?そう考えるのが「文化の経済学」だそうです。「市場」のまわりには、私達の日々の生活があるのです。
 「文化の流れが経済を変えるときがある」。そんなことを路香ちゃんと一緒に学んでみませんか?

紹介者
幽玄
書名 市場(スーク)の中の女の子 市場の経済学・文化の経済学
著者名
松井彰彦
分野
経済学
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所在
3F一般図書
請求記号
331.04/M