この物語のメインストーリーは「心や体に問題を抱えた女子大生たちの寮生活」で、留年の危機にある10人の学生たちが、共同生活を通して前に進んでいく物語です。人の悩みはその人の年齢によって内容が大きく異なると私は考えています。女子学生の悩みと聞いたら皆さんは何を真っ先に思い浮かべるでしょうか。生活習慣、ルッキズム、性自認、将来の不安など、社会に羽ばたく準備をしている大学生という期間は、特に社会への順応を意識するため、些細なきっかけでも悩みは深刻化してしまうものです。彼女たちにとって窮屈な寮生活はどのような影響を与えたのでしょうか。寮生活を始動した理事長の信念を知った時、この物語の温かさに気づけます。文体や言葉の使い方が綺麗で読みやすいことに加えて、セリフに個性があり読者がそれぞれの女学生像を想像して読むことができるため、それぞれの解釈があり楽しく読み進められると思います。ぜひご覧ください。
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新しい「としょかんニュース(No.322 ★2025 Winter)」
が発行されました。以下の内容が掲載されております。
・12月から2026年3月までの開館日程
・WEB展示、おすすめ本のお知らせ
・他
小説『消滅世界』が実写映画化され、2025年11月28日に公開されました。これは、村田沙耶香さんにとって初の映画化作品となります。
主人公の雨音役には、是枝裕和監督の『三度目の殺人』、『万引き家族』に出演した蒔田彩珠さんが、夫の朔役には『九龍ジェネリックロマンス』、『#真相をお話しします』、『平場の月』などで知られる栁俊太郎さんが起用されています。
映画公開を記念して、WEB展示では村田沙耶香さんの著作を一覧で紹介し、本館所蔵資料の請求番号も併記しています。「レビュー」がある作品については、朱書きされたタイトルから直接アクセスすることができます
| テーマ | 村田沙耶香の世界 |
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図書館内にクリスマスツリーが設置されました。

図書館ボランティア「HONTAN」の学生たちが、飾り付けをしてくれました。

図書館にお立ち寄りの際に、ぜひご覧ください。
2013年の春、私は西村賢太の短編『春は青いバスに乗って』※1を読み、「私(わたくし)小説」※2の世界に没頭しました。今回紹介する作品は、北町貫多の十代の終わりを描いた物語です。主人公の貫多は、他人に理解されない葛藤のなか心機一転を図ろうとします。彼は怒りの中であっても「損得」を天秤に掛け、常に冷静さだけは失わず、生きる上で最適な方法を選択します。周りの人からどう思われようが、一切群れず、周りの視線にも動じず、一匹狼として駆け抜けた生き様に私はある意味「共感」を覚えました。
北海道新聞の記事で、作家・桐野夏生さんは「共感」についてこう語っています。
「人が小説を読むのは、誰もが根源的に死に対する恐怖や生きる苦悩を抱えているから(省略)」※3あの頃の私は、彼の小説から少なからず「生きる力」を与えられていたように感じます。図書館には「生きる力」を秘めた作品が眠っています。この先、「生きる糧」となるような作品に巡り会えると良いですね。
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| 書名 | 疒(やまいだれ)の歌 |
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現在電子書籍として購入しております「週刊東洋経済eビジネス新書」は、
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