紹介文
この本は、80年以上前、1937年に出版された戦前に書かれた生き方の指南書で、長きにわたり、いろいろなところで紹介されている本です。また、あの池上彰氏もメディア等で紹介しており、「この本は生きるために本当に大切なことはなんなのかを考えさせてくれる名著です。」(池上氏)とのこと。
ストーリーを簡単に言えば、旧制中学に通う15歳の少年が、日常の学校生活で起きる困難に対して、どのように向き合うかを、おじさんのアドバイスをもとに、考え、悩み、成長していく姿の物語です。特にこの中で取り上げられている「いじめ」や「差別」については、時代は関係なく、普遍的だと感じます。読む年代、境遇等により感じ方は、さまざまだと思います。どのように感じるかは、人それぞれですが、初めて読んだ時と月日を経て読み返した時では、また別の感じ方が生じ、あらためて考えさせられることがあると思います。是非、読んでみて下さい。また、昔に読んだことがある人は、あらためて読んでみてはいかがでしょうか。
補足ですが、このタイトルで、スタジオジブリがアニメ映画(監督:宮崎駿)として、この夏公開予定のようですが、内容については明かされておりません。なお、この本が原作とはなっていないようですが、何らかの関わりがあるのでは……気になりますね。