2025/07/04(金) - 08:30 夏の長期貸出のご案内(返却期限日は9月26日)
夏季休業期間の前後、以下のとおり、長期貸出期間となります。是非この機会に長い休みを利用して、ゆっくり本を読んでみませんか。
大学院生:7月 4日(金)~ 8月26日(火)
【上記期間中に貸出を受けた図書の返却日は、全て9月26
※指定図書や雑誌、一夜貸出制度での貸出は、長期貸出の対象外です。
夏季休業期間の前後、以下のとおり、長期貸出期間となります。是非この機会に長い休みを利用して、ゆっくり本を読んでみませんか。
大学院生:7月 4日(金)~ 8月26日(火)
【上記期間中に貸出を受けた図書の返却日は、全て9月26
※指定図書や雑誌、一夜貸出制度での貸出は、長期貸出の対象外です。
2025年5月HONTAN黒板展示(テーマ「家族」)にて本書が紹介されました。映画は第71回カンヌ国際映画祭(2018)において、パルム・ドール(最高賞)を獲得しています。日本映画がパルム・ドールを受賞するのは、1997年の今村昌平監督の『うなぎ』以来でした。
是枝監督ですが、実は本学公開講座で講演されたことがあります。私は映画「ワンダフルライフ」で強烈な印象を受けたこともあり、是枝監督の講演を謹聴させていただき、とても感動した記憶があります。その後、私は「Nobody knows」以降は是枝監督作品に触れていませんでしたが、今回、本書を手に取り、過去に観た是枝監督の作品イメージ(カット割り)を頭の中で連想を膨らませながら是枝Worldを楽しみました。映画には表現しないシーンまでが著作物に表現されていたのではないかと感じます。映画を観られた方にもぜひお勧めできる一冊だと思います。
紹介者 | |
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書名 | 万引き家族 |
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ドラッカーは、イノベーションを偶然の産物ではなく、体系的に管理できるものとして定義し、その源泉を明確に示しました。本書では、予期せぬ成功・失敗、ギャップ、プロセス・ニーズ、産業構造・人口構造の変化、認識の変化、新知識の7つをイノベーションの源泉として挙げ、それらを活用するための具体的な手法を解説しています。
また、企業家精神を単なるリスクテイカーではなく、「変化を機会として捉え、行動する姿勢」と定義し、大企業や非営利組織を含め、誰もが持つべき精神として強調しています。
不確実性の高い現代において、イノベーションは企業の存続と成長に不可欠です。本書は、その創出を戦略的に管理する方法論を示し、経営者や新規事業担当者、キャリアの新たな価値を模索するすべての人にとって必読の一冊です。
紹介者 | |
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書名 | イノベーションと企業家精神 |
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「図書の利用活性化」を目的として、利用者皆さまからのおすすめ本の投稿を募集します。
例えば、図書を利用して感動を分かり合いたい、勉強に役立つなど、ちょっとしたささやきでも受け付けます。
本を読みたいけど何を読んだらよいかと迷っている方へのメッセージでもOKです。
また、本学教員のおすすめ本を紹介するコーナーもあり、同様に募集します。
図書館ホームページの以下のリンクから投稿ください。
僕はレイ・ブラッドベリさんによる「華氏451度」をお薦めさせて頂きます。
本作品は本を読むことすらおろか本を所有することさえ罪に問われる知識を蓄えること、思想を持つことが統制された未来の社会を舞台にしています。主人公は本を探し焼却する消防士の仕事をして生活していますが、ある日17歳の少女と出会うことで彼の価値観が揺らぎ始めます。さらに、ある事件をきっかけに自分自身の仕事や思想を統制する社会に疑問を持ち始めます。この作品を読んでいると進んでも先が見えない霧の中を彷徨っているようなそんな気分になるのですが、そんなディストピア的な舞台でしか感じられない緊張感や不穏さも魅力の一つだと思います。一見、現在私たちが生活する世界とは異なる世界線の舞台のように感じますが、メディアによる思想の統制、あたりまえの現実に皆が疑問を持たず無関心でいること、それはもしかすると私たちの未来なのかもしれません。
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この作品は会話シーンだけで映像をイメージさせます。私が受けた印象は、例えば、緒方さんが話し出すと小津監督*1の映像、万里子が話し出すと溝口監督*2、二郎が話し出すと黒澤監督*3のような映像が目まぐるしく交差するイメージを受けました。特に「万里子」と「悦子」の縄のシーンは、「会話」のみで全ての映像がフラッシュバックするかのような強烈な印象でした。物語の舞台は長崎とイギリス、そして悦子の曖昧な記憶。悔やみ、慰め、改心、そして歪みの渦が巻きつきます。本館所蔵『カズオ・イシグロと日本』930.278/Iでは、世界各国の研究家たちが「イシグロと日本」というテーマでイシグロ氏の奥に潜む日本を見つめています。アーカイヴ資料やイシグロ氏が書き留めた資料には日本の映画監督の記録もありとても興味深いです。
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書名 | 遠い山なみの光 |
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館内で閲覧が終わった資料は、元の場所に戻さず、必ず返本台にお戻しください。
誤った場所にご自身で戻すことにより、利用に支障が出ています。
なお、貸出し手続きが済んだ資料については、図書館のカウンターに直接ご返却いただくか、
返却ボックス(ゲート前右側)や図書館棟1階入口横の返却ポストに投函ください。