人間関係に生きづらさを感じませんか?
友達とうまくやれない、将来が不安、どうせ誰にもわからない─そんな悩みを抱えた7人。こころがある日家の中で突然光りだしたかがみをくぐり抜けると、自分と似ているようで違う境遇の6人に出会う。年齢も想いも願いもなにもかもがバラバラなはずなのに、どうしてここに集められたのか?どうして”オオカミさん”は願いを叶えると言い出すのか?混乱の中で7人はそれぞれの過ごし方でかがみの中を理解し、お互いをわかりあう。この物語を読み終えるとき、すべてがつながる感動のラストが待っている。そして、どこかで彼らの物語は今も続いている。
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「物語が終わらず、果てしなくページが続いてほしい」と、心から願ってしまうほど、魅力的な作品でした。絵本でも児童書でもないのに、文章には不思議な温もりがあり、読み進めるうちに自然と優しい気持ちになります。細かな描写、短く印象的なフレーズや人物の動きの描写など、巧みに織り込まれ、ひとつひとつの場面が鮮やかな映像となって脳裏に焼き付き、まるで映画館でスクリーンを眺めているような感覚に包まれました。
読了後、「なぜこれほどまでに心が揺さぶられたのか?」、津村さんの過去の作品を読み漁るうちに気づいたのは、おそらく『ネネ』が物語に深みを与え、人が生きることの苦しさや喜びをより鮮明に浮かび上がらせていたのだと感じました。
私が、特に印象に残ったのは、P204の手元にある作品のシーン、P302の山下さんとの会話、そしてP438の「自分の道」を見つける場面など、心に残る感動的なシーンが数多くありました。ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊です。
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| 書名 | 水車小屋のネネ |
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