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茨木のり子詩集

紹介文

    自分の感受性くらい
    自分で守れ
    ばかものよ
 このなんともカッコいいフレーズは、詩人茨木のり子の詩の一節です。
 茨木のり子の詩には「わたしが一番きれいだったとき」や「倚りかからず」など、教科書にも載るような有名な作品がいくつもあります。清冽や清新といった言葉で評されることが多く、淡々としながらバッサリ鋭く、それでいて人や命に対する優しさも覗かせます。
 彼女の力強さは、悲惨で理不尽な戦争に青春時代を潰されたという体験からくるもので、戦争嫌悪とともに、確固とした自分の責任を追求して「生きる」ことを訴えています。
 実に明快な言葉と文章で綴られているので、誰もがスラスラと読めます。詩というのは主観的過ぎる感情の押しつけなのでちょっと苦手…という方にも耐えられる作風だと思います。
 自分に喝(カツ)を入れたい方は是非読んでみてください。

紹介者
くちびる山
書名 茨木のり子詩集
著者名
谷川俊太郎選
分野
個人詩集
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所在
2F文庫新書/岩波文庫
請求記号
911.56/I