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2023/06/27(火) - 12:19 (終了しました)『eol企業ナビ 利用講習会』

下記の利用講習会を本日、6月27日(火)10時30分から、
図書館2階ガイダンスルームで行いました。

参加者は1名+職員でしたが、
有価証券報告書や「eol」の使い方について、
学ぶことができました。

内容を変えて後期にも実施予定ですので、
ご参加いただけますと幸いです。

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皆さんは「有価証券報告書」って聞いたことがありますか?
株式を発行する上場企業などが開示している企業情報の事です。
「有価証券報告書」などの企業情報を収集することができる「eol(企業ナビ)」の利用講習会を実施します。
講師は、eolの提供元である(株)アイ・エヌ情報センターからお招きし、「有価証券報告書」の見るべきポイントやより良い「eol」の使い方について解説していただきます。

おすすめ本

図書館員のおすすめ本

カズオ・イシグロ:境界のない世界

紹介文

カズオ・イシグロ氏に関する研究書は数多く存在しますが、長崎市出身の大学教授による視点は、他の研究者とは一線を画す鋭さと深みを備えており、非常に読み応えがあります。特に印象的だったのは、P183の第Ⅵ章「座礁した船」――『わたしを離さないで』に関する考察です。私が興味を持ったのはP183 Ⅵ座礁した船『わたしを離さないで』より、柴田元幸氏との対談で彼は『たとえばジョージ・オーウェルの『1984年』が、未来や執筆した時代へのコメントになったのと同様の理解をされたくないために、「もうひとつの現実」、「もし・・・・・だったら」という仮想の現実空間を、現代に生み出した』と語っています。未来派SF的に解読されることを回避し、これを「我々が住む人間の状況の、一種のメタファー」にするために、イシグロ氏は敢えてリアルタイムの年代を設定したのだと語ります。

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書名 カズオ・イシグロ:境界のない世界
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2025/09/08(月) - 08:35 「HOLLY(文献検索)」の画面が新しくなりました!!」【2025/8/5】

 EBSCOhostデータベースの新インターフェイス移行に伴い、「HOLLY(文献検索)」の画面が
新しくなり、検索機能がより拡充されます。

  新しいインターフェイスへの移行日:2025年8月5日

 移行に伴い一時的にアクセスできない場合があります。
 なお、現MyEBSCO機能をお使いの方は、現インターフェイスで保存した内容は引き継がれま
せんので、必要に応じご自身のパソコンにデータを保存することをお勧めします。
 新インターフェイスの詳細な操作方法等について、以下の提供元の資料をご案内いたしますが、
基本的な操作(検索、掲載資料の確認、文献の取り寄せ依頼等)については、こちらをご覧ください。

おすすめ本

図書館員のおすすめ本

わたしたちが孤児だったころ

紹介文

主人公バンクスは、生き別れた両親を探す旅の中で、いくつもの分岐点に立ち、自身の曖昧な記憶――つまり「思い込み」によって、物語は予期せぬ方向へと展開していきます。一度読んだだけでは理解が難しいと感じる方には、平井法氏による以下の論文を併せて読むことをおすすめします。
 
1960年に作者イシグロは両親とともに渡英したが、渡英から10年後、再会を果たすことのないまま祖父が逝去した際の喪失感は、推測して余りある。イシグロ作品にしばしば描かれる祖父と孫との交流には、こうした実体験が重ねられているのだ。

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書名 わたしたちが孤児だったころ
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2025/09/08(月) - 08:30 図書館のパソコン撤去(2025年度末)のお知らせ

利用者の皆様

 平素より図書館をご利用いただき、誠にありがとうございます。
 このたび、全学的なBYOD(Bring Your Own Device)方針に基づき、現在図書館(マルチメディアフロアー
及び情報検索コーナー)に設置されているパソコンは、2025年度末をもって撤去することとなりました。
 2026年度以降は、図書館内での自学自習において、各自のパソコンをご利用いただく形となります。
 なお、蔵書検索専用のパソコンについては、以下の通り設置を継続いたします。
  ・1階:1台
  ・2階:2台
  ・3階:1台
 ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

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おすすめ本

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カズオ・イシグロ:「日本」と「イギリス」の間から

紹介文

本書は、カズオ・イシグロ氏の家庭環境や祖父母、両親との関係性を掘り下げ、彼の文学作品に与えた影響を考察する一冊です。
 イシグロ氏が5歳のとき、父親の仕事の都合で家族は英国へ渡りました。当初は一時的な滞在の予定で、数年後には帰国するつもりだったといいます。しかし約10年後、父親同然だった祖父が長崎の家で亡くなり、再会を果たすことなく別れを迎えることとなりました。
 
その時の心情について、イシグロ氏はインタビューの中でこう語っています。

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書名 カズオ・イシグロ:「日本」と「イギリス」の間から
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さがしもの

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 こんにちは。このページを開いてくださり、どうもありがとうございます。今回は、角田光代さんの『さがしもの』をご紹介します。
 この作品は本にまつわる九つの物語から成る短編集で、読書の魅力や本を読む喜びを感じることができる一冊です。私が特に好きなのは、古本屋で昔手放した本と何度も再会する「旅する本」という物語で、その中でも特に好きな一文があります。「私の中身が少しずつ増えたり減ったりかたちをかえたりするたびに、向き合うこの本はがらりと意味を変えるのである。」(P.23)この一文を読んで、読書を通して自分の変化や成長に気づくことができるという読書の魅力を感じることができました。そのほかにも、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊の本を探す少女の物語(「さがしもの」)や不幸の連続をもたらしたと思っていた本が特別な本へと変わるお話(「不幸の種」)、高校生の頃に万引きしてしまった本の代金と新人賞を受賞した自らの本を抱えてその書店を訪れるお話(「ミツザワ書店」)など味わい深い物語が詰まっています。

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忘れられた巨人

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本作を読んで抱いた印象は、まるで「歴史の奥底」へと引き込まれるような感覚でした。『私を離さないで』から10年後に発表されたこの作品には、まるで「私から離れていかないで」という切実な願いが込められているように感じられます。
 
物語には草花の描写が多く登場し、終盤では船頭が向こう岸に咲く花について語ります。「いつも側に置いて」という花言葉を持つその花は、メキシコでは死の儀式にも用いられるものであり、読者の心を洗い流すような余韻を残します。

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書名 忘れられた巨人
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